パナソニックホームズの坪単価相場について触れる前に、この住宅メーカーについて少しだけ説明したいと思います。
2018年の4月、パナホームが社名を「パナソニックホームズ株式会社」に変更し、それに伴いブランドを「Panasonic」に変更しました。
これにより今後、パナソニックならではの企業力と技術力で住宅業界でもシェアを伸ばしていくと思います。
しかし、2019年5月に大きな発表があり、2020年の1月に共同の出資会社を立ち上げ、パナソニックとトヨタ自動車が住宅関連事業を統一、その新会社の名称は「プライム ライフ テクノロジーズ株式会社」とのこと。
つまり、住宅事業のパナソニックホームズとトヨタホーム移管(統合?)したことになり、住宅業界のシェアで大きな変化が生まれることになりそうです。
↓このようなイメージ
しかし、2020年に入った現在も、それぞれの会社は残っているため、全てが統合されたとは言えないようです。
パナソニックホームズの坪単価・相場
さて、パナソニックホームズの過去3年ほど遡った坪単価は、2015年は79万円、2016年は80万円、2017年は81万円、2018年と2019年は82万円ほど、2020年は約85万円と、年々上昇傾向にあるようです。
もちろん住宅プランによっては異なりますが、パナソニックホームズで家を建てる場合の坪単価は概ね、70万円~85万円が相場となっています。
これは、セキスイハイムや大和ハウスと同じくらいで、他のハウスメーカーと比べても比較的高い方であるといえますが、パナソニック製という技術に伴う安心性と、品質の良い機器を使用したいという人にオススメです。
坪単価のおさらいですが、坪単価とは家を建てるときの1坪当たりの建築費のことです。
住宅が安いかどうかがを分かり易く目安として使われる住宅用語ですが、この坪単価について注意すべき点が2つあります。
面積について
ここでいう面積とは、ベランダや地下室、玄関ポーチなどを含む「施工床面積」なのか、これら全てを含まない「延べ床面積」なのかによって価格が大きく変わってきます。
計算方法のやり方は明確な指針がありませんが、ハウスメーカーによって異なった計算をしているため、どちらの計算方法なのかを見極めることが必要です。
値段の他にも諸経費がかかる
坪単価を計算するときに使う価格は、本体価格のことであるケースがほとんどですが、地域や敷地の条件により、別途工事費や水道を通すための工事費用などは含まれません。
さらに、オプションを付けると費用はさらに高くなるため、表示されている坪単価だけで判断するのでなく、ご自身で計算してみることが大切です。
パナソニックホームズのキャンペーン
冒頭でも触れましたが、パナソニックホームズの坪単価は70~80万円が相場となっています。
ハウスメーカーの中でも高めの金額設定となっていますが、それでもパナソニックホームズで家を建てたい人が多くいるようです。
やはり大手という安心と信頼、そして建築実績も申し分なく知名度があるためでしょうか。
そのため、キャンペーンの値引き時を狙って購入するという人もいると思いますが、実はこれ、あまり意味がありません。
その他のハウスメーカーも同様ですが、住宅には適正価格というものがあります。
住宅は高額な商品のため、どんなにキャンペーン価格だといっても適正な利益が出る値段までしか下げることができません。
言い換えれば、キャンペーンでなくても適正な利益が出る価格までは、ギリギリの値引き交渉ができるということです。
テレビCMやチラシなどでキャンペーンを大々的に宣伝している時期は、確かに普段よりも安くなっていることには間違いありませんが、それに乗じて衝動的に購入してしまうのは控えましょう。
それよりも、ゆっくりと慎重に審議して、担当営業マンとの信頼関係を築いてから値引き交渉をする方が、無料でのオプションや値引きがあるなど、結果的に安く家を買える可能性が高くなります。
多くの人には一生に一度の高額な買い物ですから、家づくりは慎重に行うことが大切で、そのためにも多くのハウスメーカーの情報を入手し、比較・検討することが必要になってきます。
パナソニックホームズの評価・評判
パナソニックホームズの評判は購入した人によって異なるようですが、やはりパナソニック製品として、以下のような取り組みが高評価を得ているようです。
環境実験を行っている
パナソニックホームズでは、住まいの安全性や住み易さの向上ををめざして、常に実験・研究を行っています。
滋賀県にある住宅試験センターでは各種試験設備を用いて、実物大の住宅を用いた実験を行い、末長く安全・快適に住み続けられる商品開発に役立てています。
CASBEEに取り組んでいる
「CASBEE」とは、建築物の環境性能を総合的に評価する基準です。
パナソニックホームズでは、標準仕様で住宅本体がAランクの4つ星、また、植栽など外講・造園での配慮、省エネ家電設備の採用でSランクの4つ星を取得しています。
国際規格「ISO9001」「ISO14001」の認証を取得
住まいづくりのすべてのプロセス(研究開発・商品開発・調達・生産・物流・邸別設計・施工・アフターサービス・リフォーム)で品質の向上と環境への配慮を行った結果、国際規格「ISO9001」「ISO14001」の認証を取得しています。
PURETECH(ピュアテック)
また、評判の高い設備として、空気の質にとことんこだわったパナソニックホームズは、他社では行っていない独自の換気技術を開発しています。
それがピュアテックというもので、ベース空間(=床下)から外気を取り込み、業界初の「HEPAフィルター」を通して空気を浄化してから、きれいな空気を室内に取り組むというものです。
HEPAフィルターは粒径0.3~2.5μmの粒子を99.97%除去するといわれ、小さな子供がいる家でも安心です。
KIRATECH(キラテック)
光触媒タイルという新しい外壁で、光触媒の働きで親水性が生まれ、空気中の水分から薄い水の膜が作られます。
この水膜によって、埃やチリが付着するのを防ぎ、光触媒作用の分解力でタイル表面についた汚れの付着力を弱めます。
POWERTECH(パワテック)
パナソニックホームズでは頑丈な鉄骨構造を取っていて、独自技術のパワテックパネルにより、大きな地震からも家を守ります。
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