平屋住宅といえば古臭いイメージがありますが、それもう昔の話です。
通常の家といえば二階建てを連想する人がほとんどだと思いますが、各ハウスメーカーともユーザーの需要に応えるため、優れた品質とデザイン性のある商品を取り扱っています。
人気が出てきた理由としては、広々としたワンフロアで生活でき、家族を身近に感じることや、移動が楽ということが魅力のようですが、日本の高齢化に伴い、子供も巣立ち、夫婦二人だけになるという家庭状況の背景があるのではないでしょうか。
また、平屋といえば、土地が広くないと建てられないと思うかもしれませんが、じつはそうでもありません。
土地に家を建てるには建ぺい率で決まりますが、平均的な平屋の坪数は40坪程度で、家族4人、3LDKの間取りであれば、最低でも30坪程度あれば可能です。
このページでは、各ハウスメーカーがどのような平屋の商品を扱っているかを紹介します。
タマホームの平屋住宅【GALLERIART(ガレリアート)】
タマホームの平屋住宅は、開放感のある住まいをコンセプトに、ガレージ(車庫)も融合しています。
リビングとダイニング、和室、デッキ、ガレージがひとつに繋がっており、生活のしやすさと、どの部屋にいてもお互いを感じることができる安心感がます。
家の中にガレージをもつことで、車やバイク、自転車を守る基地として利用するなり、音楽や陶芸なども楽しむことができる趣味の空間として暮らしの質を高めてくれます。
ガレリアートの坪単価は敷地の広さや建てる平屋の大きさで変わりますが、45万〜65万円前後となっています。
「GALLERIART」の優れた3つの特徴
長期優良住宅に対応
何十年と長く住み続けるため、基礎や住宅構造の強さにこだわり、耐震性・耐久性に優れています。
「長期優良住宅認定基準」に標準仕様で対応しているため、様々な優遇が受けることもでき、長期優良住宅対応なら「最長で60年の保証」もあります。
自由設計が可能な注文住宅
「GALLERIART」は様々な要望をかなえることができる自由設計で、タマホームが今まで培ってきた豊富な実績とノウハウをベースに最適なプランをご提案してくれます。
構造性能にこだわった頑丈な家
20年、30年と住み続けても、安心して暮らしていける構造性能を重視し、さらに、日本の風土に合う木造軸組在来工法を採用、地盤調査、ベタ基礎、頑強な柱や壁で耐久性のある家を実現しています。
積水ハウスの平屋住宅【里楽(りらく)】
積水ハウスといえば「シャーウッド構法」が有名ですが、里楽(りらく)はそれを取り入れた商品で、大きな窓を開けると涼しい風が入り込み、暖まった空気は天窓から逃げていく快適な平屋住宅です。
庭とつながる
全ての部屋が地面に近く、庭とのつながりがあるため自然を感じることができ、二階建てでは味わうことができない心地よい暮らしができます。
大らかな空気
家全体がひとつの空間となり、住む人全ての気配をお互いに感じることができます。
木の癒し
平屋ならではの勾配吹き抜けと、シャーウッド特有の木のぬくもりが心地よさを与えてくれます。
また、多彩な屋根の勾配タイプから選べるため、それぞれの特徴をよく理解し、外観デザインも考慮したうえで決めてください。
東急ホームズの平屋住宅【Millcreek 1 Story(ワンストーリー)】
東急ホームズの平屋住宅「ミルクリーク・ワンストーリー」は、北米式の伝統的なデザインを忠実に再現し、輸入住宅本来の設計であるバリアフリーのプランを基本とした商品です。
生活のしやすさをコンセプトにスムーズな動線を実現し、敷地を効率よく活かし、リビングとダイニングを中心に各スペースをコンパクトに配置しています。
階段への動線が不必要なため、その分スペースを有効的に活かすことができ、ウォークインクロゼットやキッチンパントリーなどの収納を設けることも可能です。
また、日常生活にプラスアルファした「アティック(小屋裏)」のを設けたプランもあり、趣味を活かしたスペースとして利用するにはピッタリです。
大和ハウスの平屋住宅【xevoΣ(ジーヴォシグマ)】
美しい水平なラインと大きな屋根、涼しげな日陰をつくる深い軒、四季の美しさを屋内に招き入れる大開口が特徴の商品です。
自由にひろがる空間とグランリビング
グランリビングの縦へのゆとりをひろげる勾配天井や連窓トップライト。
さらに、横へのゆとりを生みだす軒下空間と大開口のランマサッシが自然光にあふれ、明るく開放的な空間はグランリビングを自由な大空間にしています。
開放的な空間を生む勾配天井&トップライト
xevoΣ(ジーヴォシグマ)の特徴である2m72cmの天井高に加え、勾配天井が生む縦へのひろがりは平屋の魅力のひとつです。
トップライトを通る柔らかな自然光は、部屋を奥まで明るく照らし、高い天井がやすらぎを与えてくれます。
また、小屋裏を収納空間として使うことで、リビングをすっきり保つことができます。
外と内がつながる軒下空間&ランマサッシ
リビングとフラットにつながる深い軒下は、内で過ごす感覚のまま外を愉しめます。
大開口の窓を開ければ軒下とリビングが一体となり、心地よい風や暖かい陽ざしが差し込みます。
ミサワホームの平屋住宅【Granlink HIRAYA】
「Granlink HIRAYA」の4つの特徴
サークルリンク設計
4つのスペースが一つの円のようにつながる設計で、好きな場所で好きなことをしていても家族が身近に感じることができ、小さな子供がのびのび遊ぶことができます。
スキップリンク設計
庭やアプローチの外側、家の中のパブリック空間の内側、大収納空間「蔵」の上に設けたプライベート空間がスキップフロアでつながる設計になっている。
学びの空間
リビングと子ども部屋をスキップフロアでつなぐことで2つの空間を明確に分けつつ、コミュニケーションを円滑にするため、子ども部屋の前には親子で学べる空間「ホームコモンズ」を設置している。
軒下空間
かつての日本の伝統的な家屋には縁側や土間などの空間がありました。
その誰もがくつろげる場を、現代の暮らしに合わせて設計したのが「リンクテラス」です。
また、ミサワホームには【SMART STYLE「A」】という平屋商品もあります。
プロの知恵と工夫がたくさん詰まっており、自分好みにカスタマイズすることも可能で、なんと、様々な商品のいい部分を取り入れた100のデザインがウリです。
三井ホームの平屋住宅【WESTWOOD(ウエストウッド)】
伸びやかな三角屋根がみせるアーリーアメリカンの佇まいと、街とつながるポーチが華やかな印象を与える外観が、西海岸の明るい暮らしを連想させてくれます。
また、こもり感のある屋根裏部屋はくつろぎに包まれたスペースとして利用し、ほどよい距離感を大切にした空間づくりは、居心地のよさを演出してくれます。
外観については風雨を防ぐ軒の深さなど、合理的な機能性とデザイン性を兼ね備えたアーリーアメリカン式の外観です。
屋根裏に光と風を取り込むドーマーウィンドウと軒先の水平ラインを強調するコーニス、レイズドパネルの意匠がやわらかい陰影を生み出すポーチコラム、それらすべてが融合することで建物全体に力強く美しい印象をつくり出してくれます。
また、夫婦二人の平屋住宅なら【More Story(モア・ストーリー)】という商品もあります。
これからの人生を「もっと二人で、自由に、楽しく、心地よく」をコンセプトに、そんな夫婦に似合うのは、ほどよい広さで階段の昇り降りがなく、どの部屋も庭とのつながりが楽しめる暮らしです。
三井ホームは、夫婦の理想の生き方、暮らす場所や敷地に合わせたデザインをすることで、平屋の魅力をさらに深めています。
その他メーカーの平屋住宅
商品名はありませんが、パナソニックホームズの平屋住宅は個性豊かな平屋で、モダンな印象を感じさせる自然と調和したものや、大きな屋根を活かした太陽光発電を搭載したもの、中庭を中心にツインルーフにしたデザインがあります。
住友不動産の平屋住宅は、【GRAND LIFE (グランドライフ)】をメインに様々なシーンに合わせたデザインができ、【GRAND LIFE+Pluskip(グランドライフ+プラスキップ)】は、床下を利用した収納空間や段差を活かしたビルトインガレージ、多目的スペースなどを設置することできます。
そして、変化する家族・生活環境でも柔軟に対応できる【GRAND LIFE Stage(グランドライフステージ)】は、最もお勧めしたい商品のひとつで、増改築がしやすく、部分2階建て、総2階建てにすることも可能です。
さて、いかがでしたでしょうか?
ちょっとでも気になる商品があれば、各ハウスメーカーにカタログ請求だけでもして情報を集めてみてください。
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