家のデザイン

家を建てるならまずは設計コンセプトを考える

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家を建てるならまずは設計コンセプトを考える

家を建てるならまず、どのような家にしたいかをイメージすることから始めてみましょう。

例えば、災害に強い家にするのか、それとも省エネを重視した家なのか、生活がしやすい間取りや日常を豊かにするエクステリアを充実させるなど何でもいいんです。

せっかくのマイホームですから、何か一つでも自分たちのこだわりがある家にしたいものですね。

このページでは、基本的な家に関する考えやコンセプトをごく一部ですがご紹介します。

災害に強い家を建てる

日本を取り巻く自然環境が劇的に変わってきているため、とくに地震と火災の対策をした家づくりが求められています。

地震は地盤と基礎が最も大きく影響するため、家を建てる土地を調査することも必要かもしれません。

地盤は場所によって大きく違ってきますので、専門家による地盤調査をチェックしてもらってください。

基礎は床全体にコンクリートの盤をつくる傾向があり、地盤に建物の部分的なひずみを防ぐのに良い工法です。

かつての木造住宅では、地震による被害の多くは下からの突き上げにより、建築材料の構造ジョイントが外れ、ズレが生じることで家の重さを支えきれなくなって多くが倒壊しました。

とくに基礎や土台に近いところで外れるとひとたまりもありません。

また、木材同士の場合、釘を多く使っていたため、錆が進行しすぎると木を腐敗させ、木の強度を損なうこともありました。

しかし現在は、こうした木造住宅の弱点をカバーする様々な工法や仕組みが開発されていますので、どのような工法で家づくりをするかをよく考えましょう。

火災については「内部火災」と「もらい火」の大きくわけて二つあります。

内部火災では、現在の住宅の多は壁面に石膏ボードが貼ってありますので、火災発生源の部屋から次の間への延焼はしにくくなっています。

そのため、部屋から部屋へと燃え移ることが少なくなり、全焼となるケースはあまりなくなってきました。

もらい火ですが、一階より二階のほうが大きな被害を受けます。

火は高いところほど高温になり広がりますので上部ほど火災に警戒しなければなりませんが、最近の住宅は外壁が燃えにくい素材のもの多く、相当大きな火災でないと起こりにくい現象になっています。

ただし、窓ガラスは熱に弱く、溶けてしまってそこから火が侵入してきますので、隣家の状態などを把握したうえで予め対処を考えておく必要があります。

省エネ重視のエコな家を建てる

オゾン層の破壊や二酸化炭素による地球温暖化の現象が起こり、世界規模で自然環境が大きく変わってきています。

そのためにこれからの家というのは、自分たちの家で自然エネルギーを活かして環境に負荷をかけないことが重要とされています。

これに近いものとして、各ハウスメーカーでは省エネなどをうたった住宅商品を出していますが、ZEH(ゼロエネルギー住宅)が今後ますます注目されることでしょう。

家には多くの材料や設備が使われていますが、製造から加工、施工の段階で多くの二酸化炭素を発生しているのも現実です。

家を作れば作るほどエコに貢献していないことになり、反面、家を建設するのであればエコに協力しなければならない状況が今後ますます拍車をかけるでしょう。

また、初期コストはかかりますが、ひとつには太陽光発電があり、住宅構造としては高断熱、高機密、日射の遮蔽や導入、蓄熱や通風に配慮した家をつくることで、消費エネルギーを最小限に抑えたエコの役目を果たすことになります。

内装デザインにこだわった家を建てる

色彩には重厚感や軽快感など重さの感覚がありますが、人間の目に入った色はその色によって気分も行動も変わってきくるため、色の濃淡を場所によって効果的に配することで心理的に良い影響を与えることができます。

シックな内装デザインで落ち着きたいところには、床材や腰壁、各ドアを茶系などの木質系の濃い色を使い、家具や建具に同色系やワインカラーなどにすると風格や安定感が出てきます。

また、リビングに使えば落ち着きが増し、玄関に使えば送迎空間にしっとりとしたムードを演出するこができますが、多用しすぎると効果がなくなり、全体的に暗い家になってしまうため、ここぞという場所にスパイスカラーを使用すると効果的です。

外観デザインにこだわった家を建てる

住宅で一番大きな外観デザインとなるものは屋根と開口部です。

屋根は雨や雪、風といった自然との対応のため制限されますが、工法として切り妻や寄棟、陸屋根、片流れ、入母屋などが作られます。

開口部では現代の住宅は断熱や気密性がよく、かつての太陽の熱と風を取り入れる窓から光と景観を取り入れる窓へと大きく変わってきました。

住宅の外観デザインで見ると、大きな窓をひとつ作るよりも、小窓を複数作る方が外観的に個性を持たすことができます。

例えば、窓の配置を黄金分割的にそって設けることで外観が美しく見え、二階の開口部を床と天井部に近いところで横長に設けることによって独創的な外観になり、開口面積が小さいにもかかわらず光と風がたくさん入る効果があります。

出窓や窓枠、ロートアイアン、柱の形を変えるなどで外観にアクセントをつけることができ、外壁の一部を石貼りにするなど、素材を替えることでもアクセントにすることができます。

自然感のあるインテリアにする

インテリアで使う自然素材には木材、土、石、紙、布、金属、レンガなどがありますが、代表的なものはやはり木材になります。

木は硬くもあり柔らかくもあり、それぞれの色あいも異なり、自然に作られた木目は美しく優しい特徴があります。

加工がしやすく扱いやすいので、床、建具、手すり、天井の現わしなど、多くの場面で木材を使いますが、それぞれに豊かな自然観を演出でき、昔から深い愛情を持って使われてきました。

また、畳や塗り壁などの自然素材を多用するとより心地よい自然を感じる暮らしが生まれます。

素材にあてる光の当て方も大切で、表面に微妙な凹凸があり、色彩と絡まって光が素材に深みを生み自然感はかなり増幅されます。

身近なものに自然感があると気持ちが落ち着くため、木材は多くの場所で使ってください。

家相と風水を取り入れた家を建てる

風水や家相は諸説があり、都市や住居の吉凶を占うものとして用いられてきて、家相は風水などの方位学と通じる開運学の一つです。

中国には昔匈奴という東北地方からの部族からの盗賊の脅威、また風や雪といった季節風による自然の脅威から家を守らなければなりませんでした。

匈奴からの侵入を防いだのは世界遺産でもある万里の長城でした。

住居では鬼の脅威から家を守るため、悪い場所として鬼門、裏鬼門という位置を決めることが家相の基本的な考え方で、信じがたいですが、科学的にみても悪い場所ということが認められています。

鬼門は北東角を指し、その場所は北風が当たるところでゴミが溜まり、乾燥せずじめじめすることで不浄な場所となり、落葉が腐り匂いが部屋の中に回ったりして家に悪影響を与えます。

そのため、この角を土塀などで二重に囲ったり、桃の木を植えたりして家への厄除けとする工夫がなされてきました。

逆に裏鬼門に当たる南西角は西日が当たる場所で、ここでは温度が高くなり腐敗が起こりやすく進行も早いため、樹木を植えて西日を遮るなどの工夫が施されています。

家相というのは迷信のような胡散臭い考えではなく、自然科学の裏付けのある思想でもあります。

一方、風水は、それぞれの「気の流れ」を意味しています。

川の流れを龍の道と呼び、川と川が出会う場所などでは洪水や霧などで湿気が多く、災害や病気の原因を引き起こしやすくなるため、このような場所は避けるのが賢明でした。

風の道は、風が病気や冷気を運んできて同じように病気の原因をつくる元凶だと思われていたため、家のどこにドアや窓を設ければいいかがわかります。

風水もまた自然現象についての考え方ですが、台湾や香港ではよい方位であれば、子孫繁栄につながるといわれています。

家を建てるならこれらを念頭に設計してみてもいいですね。

エクステリアを重視した家を建てる

家づくりを成功させるための秘訣は、間取りなどの内側の設計だけでなく、外観の美しさやデザインなど周囲とのバランスも求められます。

エクステリアの要素は、造園、外回り、外観となりますが、自分の家に付加価値を付けるとするならば、まずは外観に注力する必要があります。

外観は美しいことが求められ、この美しさというのは建物本体の色や形、デザインが建つ場所に馴染むかどうかということです。

次に建物だけで景色をつくらないことが重要で、植物やカーポートなども含めた家以外のバランスを考えるということが必要です。

植物や樹木をバランスよく配分することは外観の形成作りにはすごく効果的で、建物本体は基本的に堅いイメージで直線にできているケースが多く、その直角的なイメージを植物がうまく曲線に変えてくれます。

建物本体だけですとあまりにも殺風景となってしまうため、エクステリアは重要な役目をしています。

建物本体と植栽の比率

こだわる家を建てたい人が多い中、建物そのものに丸味を加えて欲しいという要望が多くあるようです。

そのような要望に応えたデザインにすると建物そのものが丸くなってしまい、樹木と合わせづらくなるという弊害がおこります。

建物全体が外観として見えるようでは自己主張が過ぎる感じになり、逆に樹木に覆い尽くされている家というのも違和感があるため、つまりは建物と植物とのバランスが必要ということです。

そのバランスとは、建物の高さの3分の2くらいで植物が生えている家が外観的にもバランス良い家であり、植える植物の種類や成長度合いを考慮して設計をすると良いでしょう。

手間のかからない楽しめる庭造り

家の付加価値として庭は、外観のひとつとして家全体を引き立てる効果があるため、もし庭をつくるのであれば、庭の利用目的を明確にすることが必要です。

庭の使い方でもっともやってはいけないことは「何もしない」ことで、例えば庭の手入れが面倒だと思っている人はつくる意味がありません。

庭の役割は安らぎの場でもあり、生活をしていくうえでも重要な役割を果たします。

特に子供がいる家庭では五感を刺激するような庭づくりを考えてみてはどうでしょうか?

植物を植えることでそこに集まってくる生き物たちを観察するなど、自宅に居ながら自然学習の場としても最適です。

どのような庭にするかはその家族によって様々ですが、広いスペースを庭として確保できるのであれば、休みの日には友人を呼んでのバーベキューなどもいいですね。

とはいっても、現在の日本(特に首都圏)では、庭に割く余裕はそんなにありませんので、例えば、狭い庭を手軽に有効利用できることといえば、やはりガーデニングが一般的です。

花や木々を庭で育てるということは、心を落ち着かせ日頃のストレスを解消するには最適ではないでしょうか。

成功する庭づくりと失敗する庭づくりの決定的な違いは、見るだけの庭ではなく、使う庭にすることです。

失敗する庭づくりでもっとも多いケースは、自分だけでは手に負えない庭をつくることです。

庭には全面の芝生を敷きたいなど、憧れだけで庭づくりをしたら後が大変です。

広さにもよりますが、ほぼ毎日、育ってしまった雑草取りをしなければいけませんし、季節によっては虫が大量に湧きますので、手入れの知識も必要になります。

このようなことがないように、よく考えた上で庭づくりを進めることが失敗しないための秘訣です。

また、木を植える場合も同様で、例えば、けやきなどの大きく成長する木を植えることは控えた方が良さそうです。

成長が早く数年もすると、家の陽当たりにも影響し、最後には面倒になって木を切るなんてことになりかねません。

庭づくりで成功している人は、何をするために庭をつくるのか利用目的を明確に考えていて、菜園ために庭をつくった人であれば、野菜や果物、木の実でも毎日のように手入れをして、食べられるようになるまで育てています。

見るためだけの庭ではなく使いこなす庭こそが、失敗しないための庭づくりとなります。

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