家の間取り

風水・家相を取り入れた間取り設計を考える

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家相・風水の間取り、良い玄関と寝室の方角

このページでは、風水・家相の考えに基づいた間取り設計について解説します。

家の中で最も使用頻度が多く重要とされる「玄関」と「寝室」、さらには「子供部屋」や「水まわり」の方角について触れたいと思います。

少しでも風水・家相に興味があれば、これから家を建てる間取りの参考にしてみてください。

玄関の方角

昔の武士の家の玄関は、正面入り口の式台のある所にあり、普通の家では表上がり口を玄関といいました。

そして、玄関まわりだけを立派にする人を、玄関を張る人といい、見栄っ張りの代名詞とされていました。

しかし、今日では大きな屋敷を構えることは難しく、最小限の敷地を最大限に生かして家を建てる私たちにとって、玄関は単に出入り口の役目を果たす機能しか持っていないケースが多くみられます。

ましてや第二の玄関といわれる勝手口などは、よほどの必要がないかぎりつくる人はいません。

玄関は家相学でいう三備のひとつに数えられ、門と同様に来訪者を迎える最も大切な場所とされていて、勝手口は、主人以外の人たちのための出入り口です。

現代では、玄関は家族中心の出入り口となり、勝手口は使用人や御用聞き、出前の受け取り口となっていますが、マンションの流行で勝手口はなくなりつつあります。

玄関だけがあり、三方が壁でふさがっている家は、主婦や老人が病に倒れることが多くなります。

これは、混乱した家相の気が家に充満するためで、主人や子供より家にいる時間の長い主婦や老人が、この混乱した気の影響を強く受けるからです。

また、玄関は板の間や廊下と同様に、家相学では「空(あき)」とみなします。

空の大きすぎる家は、適当な気流を保つことができないので、家全体の10分の1から12分の1程度をもって吉相とし、玄関を板の間や廊下などとうまく組み合わせ配置していたのです。

そして、玄関や出入り口の方位から、その家に住む人の精神状態や社会とのつながりを知ることができます。

昔から、「辰巳の玄関」は大吉相の構えといわれ、辰巳とは、家の中心から見て東南で、来訪者が多く、家人に繁栄と祝福をもたらす最高の構えです。

玄関の吉凶方位でもうひとつ注意したいのが、家の中央に玄関をつくることです。

中央といっても家の中心とはかぎりなく、母屋の中央に突き出した玄関などもこの例で、その両側が「欠け」となる危険があります。

中央に欠けている玄関は「空」プラス欠け、となり、悪い気流がとどまり凶相の構えとなるため、必ず母屋に対して、右か左の側面に張り出しを設けることが大切です。

また、たとえ吉相でも、四方(卵・午・酉・子)と四隅(異・坤・靴・良)の正中の中心線上には、開閉用のドアが入らないようにしてください。

辰・巳の大吉相でも、この異の正中にドアがすっぽり入っていると、大切な取引や交渉時に風邪をひいたり、余計なおしゃべりをして信用を失ったりしやすいです。

このような玄関の吉凶例をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

東の玄関

よき長子が家督を継ぎ、世間の信用を得て、良縁に恵まれる吉徳があります。また、文芸面に才能があり上役の知遇を受け、昇進も早くなります。ただし、若いうちに親から独立する傾向があります。

東南の玄関

長寿繁栄の徳が備わる玄関で、部下や使用人はよく働き事業は隆盛します。また、良縁に恵まれ身近なところから吉慶が訪れます。

南・西の玄関

南は堅実・知識・才能の徳を備え、広く名声を博し、身分の昇進につれて財力が備わってきます。また、西はすべて金運の流れに関する徳を備え、夫婦円満の暗示があり、とくに調理師や水商売の仕事に従事している人に吉相です。

西北の玄関

人の出入りは多くありませんが、社会的地位のある人の訪問が多く、財力が豊かになり家業は繁栄。勤め人は昇級・昇進が早くなります。また、主人は威厳を持ち家族も安泰です。

南西・北・東北の玄関

陽徳があらわれず長子に恵まれません。逆に女性の権威が強く、あげくに家の中が乱れ、不和、争論、病気に苦しむことが多くなります。

風水・家相でみる寝室の方角

寝室は心地いい睡眠を取る場所ですが、一日の疲れを取り、精神の安定を取り戻す大切な部屋でもります。

部屋割りを考える場合、主人ひとりだけがよくてもそれは不合理です。

だからといって家族全員が家族の定位といわれる方位に寝室を構えるのも不可能で、あくまでその位置を参考え、第一に夫婦、第二に長子(後継者)、第三に老人や子供たちと割り振っていきましょう。

家相の中では、寝室が最も吉凶の影響が少ない所でもあるため、あまり力を入れてこだわる必要はありません。

それぞれの方位にそれぞれが意味する象意があるので、そこを考慮して構成すれば、吉相効果を高めることができます。

たとえば、西北(戌・亥)は主人の方位であり、威厳と権威を象徴する方位ですから、家の中心から見て主人の寝室や夫婦の寝室をこの方位にすると、社会的な地位を高め、一家の主としての認識と行動力、信頼性を無意識のうちに確立していくことになります。

つまり夫として一家の主として、責任感と信頼性をつくり出す方位として最高の定位なのです。

また、子供部屋として最適なのが、東南か東になりますが、平家やマンションなどで部屋割りが難しい場合は、できるだけこの方位にかかる位置にベッドを置き、足を南や東に向けて寝ることをおすすめします。

一般的に北枕は忌み嫌われますが、実際はとても尊く、高貴な人物だけに許された寝方なのです。

医学考と的に頭寒足熱の効用は説明されていますし、健康維持の第一条件であり、冷暖房のなかった時代では、足を南に向けた北枕寝ることによって、南からの暖かい陽の気を吸収していました。

さらに朝起きたときに顔が南に向かうため、自然の恩恵を受けながらにして感謝できるというありがたい休み方とされていました。

つまり、皇帝や天皇のような高貴な人物が休まれる寝方だからこそ、ほかの人はこの方位を避けて寝たわけです。

後世になってその理屈よりも北枕は死ぬる者のみ可という法則(イメージ)が一般的になってしまったようです。

少ない部屋数の中で、家族の寝室を家族の定位に従ってつくれない場合は、ぜひ北枕で寝てみてください。

また、二階に寝室を置く場合は東と東南、南を積極的に使うことが大切です。

明るく外向的な性格をつくると同時に、万物発祥の気を受け、小より大へ急速に発展し、積極的な思考と行動力で自ら吉運を招くようになってきます。

おとなしかった子供が引っ越してから、とても明るく快活な性格になったとか、病気がちだった妻がすっかり丈夫になったとかの話もあります。

家相がよく立地条件もまずまずなのに、少しもいいことがないという場合は、入居する方位と時期に誤りがあったか、贅沢をいっているかのどちらかです。

そのうえで、日頃から病弱な人や風邪のひきやすい人は、ぜひ家の中での佑気取り(吉方移動)をしてみてください。

普段、北側に寝ているなら、日を選んで東の部屋に七日、南の部屋に七日とか短い間に寝床を変えたり、すっかり寝室を変更するのも効果的といえます。

家族の定位とは、八方位にめぐる易の八卦の象から考えられた理論で、東が長男、東南が長女、南が中女(二女または中年の女性)、南西が主婦や老人、西が少女、西北が主人、北が中男(二男または中年の男性)や使用人、東北が少男(末子または年少の男子)の定位というわけです。

しかし、寝室が必ずしもこの方位になくてはならないというわけではありません。

二世帯住宅や家族の少ない今日では、できるだけ朝の日差しを受けられる所や、大地の気の上昇を受けられる風通しのいい位置を選んで、天井を少しでも高くしてください。

風水・家相でみる子供部屋の方角

本来の子供部屋とは、子供たちに適した部屋で、大人の心を捨てて童心に戻れるような部屋でした。

しかし、今日ではそのような夢物語は消えてしまい、核家族化や子供の多い家庭の減少で、ひとりや二人の子供に親が夢や希望を託し全力投球する形となっているように思います。

やっと家を建てるような状況になったとしても、父親の部屋を一番に考えるのはもはや昔の話で、現代では子供や母親の順になっています。

父親は朝出かけたら夜遅くまで帰らないので、どこかのスペースに部屋をつくればいいというのが大半の意見だとか・・・。

そんな子供への親心を活かすなら、子供の特質や才能をじゅうぶんに引き出せる方位に部屋をつくるのが最も効果的でしょう。

現在、幼児教育から小・中・高と進学のことで寸暇を惜しみ、勉学に追われている子供たちの中に、ひと昔前のガキ大将のような子供の姿を見ることはできなくなりました。

あのくったくのない元気さは、開放的な家の間取りから大きな影響を受けていたといってもいいでしょう。

子供が個々に部屋を持たず親子で寝室を共有したり、兄弟で小さな部屋を分け合ったり、間仕切りも障子や襖が多くほとんどが続き部屋でした。

その位置は冬でもストーブが不要で、庭と親しめる一階の東側が理想といわれ、実際にそうしていたのです。

現代のように個室で鍵がかかり、テレビや電話、冷暖房などが用意され、そこで朝食・夕食・夜食と、すべて用意してくれる母親のいる子供たちにとって、部屋がどんな方位にあっても学力向上は間違いないはずです。

しかし、それが単純にそういかないところが、家相方位たる所以です。

ホテル家族という流行語ができるほど、家族間の温かい精神の交流や団らんはなくなってきていますが、それでも子供は家族との深い愛情を強く求めているのです。

能力があるのに伸び悩む子供や、本当は明るく活気のある性格なのに家では部屋に閉じ込もってしまう子供、学校での人間関係がうまくいかず家でとても乱暴に振る舞う子供たち。

すべてが心と身体のアンバランスからくるストレスが原因になっているのです。

こうした障害を子供部屋の位置を変えたり、模様替えしたりすることで解決できるのです。

東の子供部屋

陽の気を受けて活動的になり、心身ともに健康で真面目な孝行者です。成長するにつれて責任感と根性が備わり、リーダー的素質を持つようになります。

東南の子供部屋

誠実で勤勉な性格になり、明るく社交的な雰囲気から誰からも好かれ、良友も多く、子女なら良縁に一学期は成績恵まれ親にも恩恵があります。

南の子供部屋

研究心旺盛で知識や才能に富み、文学や芸術にすぐれ、名を成すことが多いでしょう。ただし、暖かすぎると集中力を欠くので日差しの調節が大事です。

そのほかの方位の子供部屋

北は友達が多くリーダーの資質を養えますが、学力の向上は難しくなります。西や南西は根気がなく、落ち着きがない子供になりがちです。また、東北や西北は親に対し尊大になったり、負けず嫌いになって、家庭内トラブルのもとになります。

風水・家相でみる浴室の方角

温泉ブームの昨今、ゆっくりくつろいで、おいしい食事を味わう温泉の旅は、お年寄りから若者まで人気があります。

これは日本ならではの風情で、湯殿、風呂場、浴室とその名を変えながら機能もずいぶん向上しました。

湯沸機やボイラーなどの給湯式、ソーラー式、深夜電力による給沸式などがつくられ、シャワー、ジェットバス、泡風呂などもあります。

位置はキッチンに近い所が理想的で、井戸の水とを汲み、薪で焚く昔の沸かし湯が浴室の基本形です。

以前は洗い場にすのこを敷いて、排水は直接下水へ流汚い垢や汚れもそのまま下水に流れていました。

江戸時代にはトイレの位置と同様に浴室の方位にも吉凶があり、水を多量に使う場所柄を考えるとキッチンに近いほうがいいとされていました。

現在は配水の便もよく、換気面でも安全設計なので、方位にとらわれることも少なくなりましたが、それでも浴槽の位置は大切です。

その吉凶例をいくつか挙げたいと思います。

東・東南の浴槽

東は理想の方位で、甲・乙が大吉相です。東南は辰・巳の方位が安全地帯の吉相です。

南の浴槽

南はどこにあっても凶相。心臓疾患、眼病、脳溢血など、血圧に関係する病気に要注意です。

南西・西の浴槽

西は主婦や姑が病弱になったり、後家になるこが多く、西は子女に支障が出やすくなります。

西北の浴槽

西北は亥の方位のみが安全地帯。ほかの戌・乾はしたので、財産を減らす凶相で、頭部の病気に要注意です。

北の浴槽

北は王・癸の方位が安全地帯。子の正中にかからなければ安心ですが、火気(ガス釜式)がここにあると子供に影響が出たり、生活の資金繰りに困ります。

外見からは一応よく見えますが、その内実は苦しく、ノイローゼや鬱病になることも。

東北の浴槽

東北はどこでも大凶相。病災はなはだしく、消化器系や血圧、足腰の疾患、癌になることも。

とくに後継者に縁が薄くなることが多いようです。ただし、寅にガスや火気があるのは心配いりません。

浴槽の水はたまり水と同じで、家族が順番に入り、足し湯をしても二日に一度は湯抜きをしたほうが衛生的です。

焚き風呂の場合よくあることですが、水の節約を考えて何日も有効利用することは、そこに汚れた水をためておくのと同じことになり、凶作用(病気)を誘発します。

湿気や換気などに気を配り、新鮮な空気をじゅうぶん取り入れ、カビの発生を防いでください。

最近のジェットバスや循環式の浴槽でもこの点に注意してください。

風水・家相でみるトイレの方角

家相の中で最も難しいのがトイレの位置ですが、家になくてはならない場所で、つくるにも何かと難しい制約があります。

現代ではほとんどの家庭が水洗式のため、昔の貯便式とは違って臭気や害虫の発生などの心配はなく、どの場所でも問題はないように思います。

しかし、それぞれの方位が持つ意義から、不浄の第一とされるトイレの精神面、健康に与える影響は計り知れないものがあると今でも恐れられています。

家相学では「トイレは陰湿が最も強く、鬼門や井戸に接続している所、北に窓や出入り口をつくること大凶、そしてトイレの棟は必ず母屋と別にすべし」とあります。

つまりトイレは昔、厠(かわや)といわれ、母屋から離してつくりました。

とくに井戸の近くは臭気と腐敗の気が土の中から井戸水にまで及ぶので、大凶相でした。

また、北は日差しがなく、寒冷の空気が流通するため衛生的にも悪く、南は風と太陽光線の両方があり腐敗菌が増殖し大変なことになります。

こうした自然のリズムと家相の五気作用を考え、現在でもトイレには吉凶方位があるのです。

また以前から、鬼門(東北)は家系断絶の不幸が、病門(南西)は女性に病難が、南は一家の不幸と決まっていました。

トイレは人の天運や健康に影響を及ぼすため、五気作用(木・火・土・金・水)のうち土気を最も嫌い、汚く濁った気をためないよう注意しなければなりません。

つまり、十干では戊・己の家の中央と、十二支の辰、未、戌、丑の四方位をとくに忌み嫌い、大凶相としているのです。

では、どんな方位が安全か、また注意すべきかを挙げてみます。

東のトイレ

甲と乙が安全地帯。才能、発育、発展、創意工夫など、才能を順調に伸ばせます。ただし頼りとする子息が早く家から離れる傾向も。

東南のトイレ

巳のみが安全地帯。社交、教育、信用の積み重ねなど、人望に関する天運を順調に伸ばせます。辰や巽に便器が入っていると結婚運に恵まれず、子女は婚期を逃したり出戻りに。また、行動力の減退、神経系や胃腸の疾患にかかりやすくなります。

南のトイレ

大凶相。仕事上のトラブルから上司と不仲になり、出世できなくなることも。また、色情問題や裁判沙汰、眼病、頭部の病気にも要注意です。

南西のトイレ

申のみが安全地帯。営業職の人には利益を生む吉相効果がありますが、少々病弱に。末や「に便器が入ると、病難、他人ごとで一家が乱れる暗示です。

西のトイレ

庚と辛が安全地帯。夫婦は仲睦まじく、妻の働きで繁栄し、女性には良友、援助者が現れます。ただし、酉の正中に便器が入っていると、家庭内に喧嘩、口論が絶えず、遊びからの借財、呼吸器系、消化器系の病気に苦しみます。

西北のトイレ

亥のみが安全地帯。財力が豊かになり、家運は順調に繁栄し、主人は世間から尊厳を受ける地位を確保します。ただし、戌や乾にあれば、家庭は乱れ、主人は病弱で職業運も悪く、自然と不幸を招く結果になります。

北のトイレ

壬と癸が安全地帯。病難なく富貴繁栄、子孫繁栄の基本をつくりますが、子にあるとすべてが逆作用になってあらわれます。

東北のトイレ

大凶相。東北は陰陽転換の位置でもあるため、家運の浮き沈みが激しく、病難、不慮の災難、後継者運にも恵まれません。

さて、いかがでしたでしょうか?これから家を建てるなら、家相と風水を取り入れた間取りで、是非「吉」となるマイホームにしてください。

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